2013年10月10日木曜日

図書館のお宝紹介

図書館のお宝と言えば,これ。

徳島藩主蜂須賀家が所蔵していた古地図群です。

中でも,伊能図の写しは貴重なものなのだそう。伊能図の原本は明治の始めの皇居の火災で焼けてしまって ,現存しているのはすべて写し。
そして,写しの中にも色んなランクがあるそうです。
徳大所蔵分は,精巧な写しの証左である針孔があり,色彩もきれいだから,ということで,かなりよいものだと言われているのです。

6月には,人文地理学会特別例会にあわせ,1日限りの特別展示を行いました。

徳島大学附属図書館に所蔵している伊能図をすべて組み合わせると日本地図になります。
1枚が大きいので,これまで並べて見たことがなかったのですが,特別展示でついに実現しました!

壮観ですねえ。皆さん,「自分の家はこのあたり」「ここは昔海だったのか」など,現代と近世を比べて楽しんでいましたよ。

こちらは東日本。千葉の辺りがわかりますか?

こちらが西日本。手前が九州です。