2013年1月22日火曜日

最近図書館に入荷したもの

まずは,先週の17日(木)に入荷した「BIGPAD」をご紹介。
簡単にいうと,パソコンとつながったホワイトボードです。
ここで書いたものは,ファイルに保存できるので,記録が楽々♪
勉強がはかどるぞ~。
プレゼンの練習なんかもできるので,ぜひ使ってみてください。
図書館1階グループワークコーナーにあります。附属物がなくなったら困るので,利用したい場合はカウンターで申し込んでもらうことにしています。ちょっと不便ですが,ながーく使いたいので,どうぞよろしく。

1/18 業者の方に職員向けの説明会を開いてもらいました。

1/21 図書館で開催された「スタディレスキューウィーク」でBIGPADが早速活躍中。










先生,使いこなしています・・・。

























さて,2点目は,モラエス原著。
1897年~1942年にポルトガルで発行された本を,古書で入手しました!
今まで,図書館にはモラエスの原著がなかったので,展示会をきっかけに資料を充実させることができて大変よかった。さっそく展示室に追加展示しました。


 ということで,図書館では新しいものも古いものもどんどん入荷中。これが図書館のいいところです。
なんたって「成長する有機体」ですから!

2013年1月10日木曜日

私が世界に!すすめる本

iPad授業で、今回出た課題は「世界に紹介したい本を3つ選び、ブログで紹介する」。

で,私が選んだのはこちら。

○宮澤賢治「貝の火」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1942_42611.html

宮澤賢治の童話の中でも短いものです。宮澤賢治の仏教思想が美しく表現されていると思います。はじめて読んだときは,結末の意味がわかりませんでした。大人になって読んだときには,この結末しかない,と思いました。自分の心の変化(成長?)を実感した一編です。
音の響きも美しいので,音読してみると楽しいかも。

○西岡常一「木のいのち木のこころ」1995年 草思社

図書館の所蔵箇所:本館2階東閲覧室 
請求記号:526.18||Ni||1

著者は法隆寺の宮大工。1000年の時を越えて伝承されてきたものを,後世に伝えていくのだという著者の矜持が伝わります。日本のものづくりはどのように継承されてきたのか,そして今何が忘れられようとしているのか,ということを考えさせられる本です。聞き書きなので,話が重複する部分もありますが,読みやすい本です。

○柳瀬尚紀「日本語ほど面白いものはない」2010年 新潮社

図書館の所蔵箇所:本館3階東閲覧室 
請求記号:810.4||Ya

言葉を自在にあやつる翻訳者が小学生に授業をしたときの実践記録。子どもはよいものを得れば驚くほど伸びる,ということがよくわかります。楽しんで学ぶ,という日本の教育で忘れられがちなことが,見事に実践されています。読んでいると自分も参加したくなります。



授業では紹介しませんでしたが,こちらを追加。

○吉村仁著 ; 石森愛彦絵 「素数ゼミの謎」2005年 文芸春秋

図書館の所蔵箇所:本館2階東閲覧室 
請求記号:486.5||Yo

絵本のような本ですが,もとは立派な学術論文です。アメリカで周期的に大発生するセミの謎を追及した研究をわかりやすく解説しています。数学と生物学のリンクが面白くて,ワクワクします。こんな研究をしたのが日本人だ,ということが面白かったので推薦。