資料を電子的にストックできなかった時代,膨大な資料をどうにかしてコンパクトに,長期間保存したい,という思いから生まれた資料形態。
今,これが危機に瀕しています。マイクロ資料が劣化し,利用ができなくなるという現象です。
うちの図書館も,まさにこの状態で,保管している部屋にはいると強烈なお酢のにおいが・・・。このままでは資料にも体にも悪い。
そこで、劣化防止対策をとるべく、劣化状態の調査がはじまりました。
資料はマイクロフィルムが約4000本、マイクロフィッシュが約7000本。この大量の資料を、業者の方が搬出。
来年までかかる調査。劣化防止対策はその後に行います。持っている資料をちゃんと使える状態にし、利用者に届けるためには、長いスパンの作業が必要なときもよくあるのです。
ジュラルミンケースで搬出 |
マイクロ資料から出てきた酸の影響で、キャビネットにも錆びが・・・ この錆びが空中に舞うと、鼻に強烈な刺激臭が突き刺さります。 |